ISOイメージを焼かずにSlackware Linux 14.0をインストール


はじめに

ある日、HP社のMini 2140 Notebook PCというネットブック端末を手にいれたのですが、案の定CD/DVDドライブが付いておりませんでした。
このページは、ネットブック端末などのCD/DVDドライブがついていないPC端末にSlackware Linux 14.0をインストールした記録でございます。

非常に簡単なのですが、困っていらっしゃる方もいると思いますので、簡単な手順を示します。
参考程度にどうぞ。

なお、セットアップに際しての詳しい操作方法・設定については本ページでは触れませんので
Slackware 13.1 をインストール http://osmania.blog.so-net.ne.jp/2010-08-02 (OSマニアの部屋 Benさん著 ひとつひとつ丁寧に説明されております)
などをご参照願います。

手順

  1. インストーラ起動のためのUSBブートディスクをつくる
  2. mirrors.slackware.comのファイルツリーより、usbboot.imgを入手します。
    最近のバージョンでは usb-and-pxe-installers ディレクトリにあるはずです。

    USBメモリスティック(50MB以上の容量があれば十分でしょう)とファイルをお手元に用意しましたら、ddコマンドにてイメージを書き込みます。
    Windowsで作業を行なっている方は、手順が異なりますがシリコンリナックス社が開発している「DDforWindows」が便利です。

    当然ですが、USBメモリスティックにはいっているファイル群は消えてしまいますので、今一度ご確認の上作業を進めてくださいね。

    $ cd /tmp
    $ wget http://mirrors.slackware.com/slackware/slackware-14.0/usb-and-pxe-installers/usbboot.img
    # dd if=/tmp/usbboot.img of=/dev/sdx(この部分については環境により違います) bs=512

  3. インストール対象機においてUSBブートディスクを挿し、起動の確認
  4. 作成したUSBメモリスティックを対象機において挿し込み、PC端末の電源を入れ
    ブートプロンプトの立ち上がりを確認します。
    以下の画面が確認できないようならば、BIOS設定画面において起動デバイスの順序を見直してみてください。

    確認できたら、リターンキーを押下しカーネルを読み込ませてあげてください。
    途中、キーボードの配列について問われると思いますが、日本国においては十中八九JP109キーボードを使用してる方が多数だと思われますので
    互換性のあるqwerty/jp106.mapを選んでください。

    もちろん、配列が違う場合にはその場に応じて変えてくださいね。

    ブートプロンプト画面
    1を押下してキーセレクトを行う
    キーボードマップセレクション画面
    キー入力確認画面
  5. パーティション分けとスワップ領域の確保、ISOイメージファイルのダウンロード、マウントの実行
  6. ログイン画面が見えましたら、「root」と入力しリターンキーを押下、ログインを行います。

    ログイン画面

    ログインが完了しましたら、まずパーティション分けです。
    2GBほどスワップ領域の確保を行い、DVD版ISOイメージファイルをダウンロードします。
    (小分けになっているそれぞれのイメージファイルをダウンロード、マウントしてもいいのですが、
    私の場合インストール時に面倒になるのを避けたくてDVD版ISOイメージファイルをダウンロードしました(^^; )
    その後、マウントを実行しインストールに備えます。

    慣れていない方はここからつまずくと思いますが、根気よくウェブサイトを検索し手順を踏んで頑張ってみてください。

    # cfdisk を実行し、パーティション分けを行います。
    ここで、通常の場合HDD内のファイル群にアクセスできなくなるので、これまたご注意ください。

    パーティショニング画面

    cfdiskで割当てたスワップ領域を有効にします。

    # mkswap -c /dev/sdx(この部分については環境により違います)
    # swapon /dev/sdx

    DHCPによるネットワーク自動設定を行います。
    この部分については皆さんのネットワークの状況によって自動設定がうまくいかないかもしれません。
    場合によってはPPPoE接続設定、ワイヤレス接続設定が必要になるなど、様々なケースが考えられます。もし困難に見舞われた場合は頑張ってください。
    # dhcpd eth0

    マウント先を用意し、ISOイメージファイルのダウンロードを行います。
    # cd /
    # mkdir /INSTALL
    # wget http://mirrors.slackware.com/slackware-iso/slackware-14.0-iso/slackware-14.0-install-dvd.iso

    マウントします。
    # mount -r -t iso9660 -o loop /slackware-14.0-install-dvd.iso /INSTALL

    スワップ用意~マウント実行画面
  7. セットアップツールの起動
  8. ソース画面ではInstall from a Slackware CD or DVDを選択します。

    インストール元を指定画面

    ドライブの指定では、autoを選びます。おそらく勝手に検出してくれるはずです。

    ドライブ検出画面

    インストールをしています。

    インストール中

いかがでしたでしたか。疲れが来て途中から重点のみの説明となってしまい、
うまくいけばいいのですがf(^^; ご武運をお祈り申し上げます。

実は、Slackware Linux 14.0の時点でHTTP/FTP経由でのインストールが可能なのですが、
何十本ものコネクションを張るのは効率悪い(現に近隣のサーバを指定してもなかなか遅い…私だけでしょうか)という観点から
このような手法を採った次第です。

何かのお役に立てばと思います。

その他お世話になった文献